ダルゴナコーヒーを作ろう!と思い立ってコーヒー・砂糖・水を混ぜても、なぜか固まらない。そんな失敗していませんか?
原因はいろいろ考えられますが、甘いものを避けている人が砂糖を少なく作ると失敗の確率が上がるようです。
元パティシエールの妹に聞いた、泡立てるコツもお伝えします。
私が数回ダルゴナコーヒーを作ってみて固まらなかったのは、インスタントコーヒーではなくドリップコーヒーを使った時と、砂糖の代わりにラカントを使った時でした。
泡立てるにはいくつか条件があるので、失敗してしまってもこれを見て再チャレンジしてみてくださいね!
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ダルゴナコーヒーが固まらない原因
ダルゴナコーヒーが固まらない原因は大きく3つあります。
- 泡立て方が足りない
- 分量が違う
- 砂糖が入っていない(少ない)
- スプーンでかき混ぜている
それでは一つずつ解説していきますね。
泡立てが足りていない
まず圧倒的に多いのは泡立て方が足りないことです。
あまりお菓子づくりをしない方は、たくさん混ぜたと思ってもそれが不十分なことがありますので、もっとかき混ぜてみてください。
通説では400回かき混ぜるということですが、400回ではなかなか泡立ちません。
数えるより、泡立つまでかき混ぜましょう!
早く泡立てるポイントは、大きな容器に入れて泡だて器を大きく動かして混ぜること。
小さい容器では泡立て時間が余計にかかります。
分量が違う
分量を崩してしまうと泡立ちにくくなります。
分量はコーヒーの粉:砂糖:水を1:1:1の比率で混ぜ合わせます。
この比率が崩れていると、泡立ちにくくなるので注意しましょう。水が多いとシャバシャバになってしまうし、砂糖が少ないと泡立てづらくなります。
砂糖なしで泡立てている
砂糖が入っていないと、きれいに泡立ちません。
砂糖は甘さを入れる以外にも、水と空気を結び付ける役割を持っています。
水だけでは激しくかき混ぜても泡立ちません。砂糖を入れることによってコーヒーと水を結び付けて空気を含んでも安定させてくれます。
メレンゲの作り方ですが、泡立つ理論をわかりやすく説明してあったので以下引用文を載せます。
砂糖には「なめらかな食感に役立つ 砂糖の保水性」のコラムでご紹介したように、食べものの中にある水となじむ性質があります。そのため砂糖を加えると卵白の水分が砂糖となじみ、タンパク質と分離するのを防ぎます。すると気泡の安定性が高まり、メレンゲがこわれにくくなってキメ細かい泡立ちを保つことができるのです。
引用:パールエース 砂糖の力でメレンゲの泡立ちをキープ
泡だて器を使っていない
スプーンでかき混ぜていませんか
ダルゴナコーヒーを発案した韓国のシェフは、マグカップに材料を入れてスプーンで混ぜていました。
ただこの方法は空気を含みにくく、かき混ぜるのも難しいので初心者にはハードルが高くなります。
ふわふわに泡立てるには、泡だて器で大きく混ぜる(空気を含ませる)のが一番簡単なのでやってみてください。
ダルゴナコーヒーは砂糖なしで作れない?
これまで説明してきた泡立たない・固まらない原因の一つに砂糖がありました。
砂糖なしでダルゴナコーヒーを作ることはできないのでしょうか?
実際にやってみたところ、ある程度は泡立ちました。
しかしすぐに泡が消えて、コーヒーに戻ってしまったので、やはり砂糖がないと、泡立ちをキープすることができません。
ある程度泡立てた後に、砂糖を少量追加するだけで泡のもちが良くなりますが、分量通り作ったときと比べると、へたってくるのが早いです。
砂糖を減らす場合はしっかりと泡立てて、作ったらすぐに飲むようにしましょう!
ダルゴナコーヒーが固まらない原因は砂糖なし以外にもあった
ダルゴナコーヒーを何回も作ってみて、毎回いろいろな条件で作るとできがいいもの、悪いもの色々できました。
その中でも特に固まらなかった方法は、ドリップコーヒーで作ったとき、砂糖の代わりにラカントを使ったときでした。
砂糖がないと泡立ちをキープできませんが、代用品の甘味料でも泡立ちませんでした。
ダルゴナコーヒーをうまく作るコツは
- しっかり泡立てる
- 砂糖を分量通り入れる
- 砂糖の代用品を使わない
- インスタントコーヒーを使う
こんな感じでした。
きれいに泡立てて、おしゃれなダルゴナコーヒーを楽しんでくださいね。