オンライン診療の規制が緩和され、初診からオンラインで診察できるようになりました。
そこで住んでいる地域以外の病院でも可能なのか?いつからオンライン診療を受けられるのか?利用できる病院はどれくらいあるの?などなど気になることを調べました。
数年前から一部の病院ではオンライン診療を導入し始めていますが、まだまだ首都圏や都市部でしか普及していません。というのも以前はオンライン診療の規制があり、初診はかならず対面で行うことになっていたので、通える範囲の病院しか使うことができませんでした。
今回規制が一時的に緩和され、制度が使いやすくなったのでポイントをまとめてみます。
オンライン診療は現役医師もおすすめしている受信方法なので、我慢するのではなく積極的に使って行きましょう。
オンライン診察が初診から解禁はいつから?
オンライン診療の一時的な規制緩和が実施されるのは、2020年4月13日から。
もうすでに始まっていますが、あまり普及していないように感じます。以前までのオンライン診療のガイドラインからどう変わったのか簡単に比較表でまとめました。
通常の規制 | 一時的な緩和 | |
---|---|---|
初診の対面診療 | 必要 | 不要*ただし例外あり |
診療実施計画書の有無 | 必要 | オンライン診療料が発生する場合は必要。 電話などで再診料を取る場合は不要 |
3カ月での受診 | 必要 | 不要 |
病気の限定 | あり | なし*ただし医師の判断による |
オンライン診療の割合 | 全診療の10%以下 | 無制限 |
処方可能日数 | 原則90日以下 | 7日まで(初診の場合) |
大きく変わったのは初診からオンラインが使えるようになったこと。
以前は再診に限ってオンライン診療が認められていましたが、今回はその条件が一時的に緩和されています。これで診察が必要な人か否かをテレビ電話で医師が判断することになります。
薬の処方もオンラインで行われ、処方された薬は自宅まで配送してもらえるので、なかなか外出できないときに重宝しますね。
オンライン診察の緩和された項目
オンライン診察での一時的な規制緩和は、初診からもオンラインを使えるようになったことです。
より多くの人が直接病院に行くことなく、医師の診察を受けられるので全国にもっと広まればより便利な世の中になりますね。
ただしオンライン診察はテレビ電話での診察となるので、受けられる病気には限りがあります。
病気の向き不向きがあるので、オンラインで医師から直接の通院を勧められたら、必ず対面で受診するようにしましょう。対面での受診も推奨されているので、現状ではオンラインだけで完結することは少ないです。
上の表でもありますが、処方可能な日数がオンラインのみの場合は7日が限度なので、症状が治まらない場合は医師による指示通りに行動しましょう。
オンライン診療が向いている病気は、以前から罹っている慢性疾患の処方薬をもらうこと、軽い症状の疾患です。
詳しい検査をするには、病院に行かないといけません。
オンライン診療のデメリットはある?
オンライン診療のデメリットは映像と問診での判断となるので、誤診の可能性もゼロではありません。
医師は顔色や患者さんの受け答えなどの要素から判断するので、オンラインを利用する場合は明るい場所でインターネット回線が安定した場所で使うようにしましょう。
利用できる病院を調べる方法
オンライン診療といっても、通院する可能性があるので自宅から通える範囲の病院で探さなければいけません。
オンラインを導入している近隣の病院を調べるには、個々に問い合わせるしかありません。
しかしそれでは大変なので、おすすめのサイトをご紹介します。
オンライン診療サービスを提供しているCURON(クロン)のホームページに、導入している病院一覧が都道府県や診療科目から検索できます。
全国展開しているサービスなので、最寄りの病院が見つかるかも。こちらは原則診療時間内の利用になります。
夜間・休日も診療のファーストドクター(東京のみ)
診療時間外での急病に対応しているオンライン診療サービスが始まりました。その名も「ファーストドクター」です。
こちらは現在、東京23区のみの対応となっていますが、薬の配送整備が整い次第順次拡大していくようなので、関東や大都市に住んでいる人は比較的早くこのサービスを受けられるようになります。
夜間・休日・祝日に公式サイトから申し込むだけでOK。事前予約や、アプリからの登録もないので急に使いたい時にすぐに使えます。
処方された薬は最短で当日配送。支払いはクレジットカードが利用できます。
都市部では普及も地方はまだまだ使えない病院が多い
オンライン診療は都市部で普及してきていますが、まだまだ地方では導入していない病院が多いです。
様々なサービスが始まる中でどんどん地方でもオンライン診療を受けられる体制が整えばいいなと思います。そのためにも便利なサービスを使って、利用者を増やすことがいちばんいいことだと思うので、対象地域にお住いの人はまずは利用してみてください。