第92回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされた「ヒックとドラゴン聖地への冒険」は、「ヒックとドラゴン」シリーズの劇場版3作目となります。
原作は世界的ベストセラーの児童文学「ヒックとドラゴン」です。
制作は「ボス・ベイビー」のドリームワークス、監督は「リロ&スティッチ」のディーン・デュボアという事で注目度の高い作品です。
人間とドラゴンの共存する世界での、人間とドラゴンの冒険の物語が壮大なスケールで描かれています。
今回は、劇場版「ヒックとドラゴン聖地への冒険」について、あらすじや感想をまとめてみました。
「ヒックとドラゴン聖地への冒険」とは?
原作はイギリスの児童文学作家クレシッダ・コーウェルの「ヒックとドラゴン」という児童文学です。
バイキングの少年とドラゴンの友情と成長を描いたストーリーで、この「ヒックとドラゴン聖地への冒険」は劇場版の3作目となります。
制作は「ボス・ベイビー」などでも有名なドリームワークス。監督は「リロ&スティッチ」のディーン・デュボアで、第92回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされています。
人間とドラゴンの共存する世界で、ひ弱なバイキングの少年ヒックが捕らえたドラゴンのナイト・フューリーと友情を深めていき、今作では、若きリーダーへ成長したヒックとドラゴンの王となったナイト・フューリーのトゥースたちがドラゴン・ハンターに立ち向かうストーリーとなっています。
「ヒックとドラゴン聖地への冒険」のあらすじ
かつて人間の敵だったドラゴンですが、弱虫なバイキングの少年ヒックとドラゴンのトゥースの友情が奇跡を起こし、人間とドラゴンはバーク島で共存して暮らしていました。
しかし、ドラゴン増加から、バーク島は定員オーバーとなってしまいます。
亡き父の跡を継いで若きリーダーとなったヒックは、皆が暮らせる新天地「幻の聖地」を探し求めて旅に出ます。
その旅の途中、最凶のドラゴンハンター・グリメルに命を狙われてしまいます。そして、トゥースの前には白いドラゴン「ライト・フューリー」が現れました。
やがてたどり着いたのは人間が住めないドラゴンだけが住む王国でした。
「幻の聖地」を追い求め、旅立つヒックたちの大冒険、ヒックとトゥースの友情、トゥースの恋などが描かれています。
「ヒックとドラゴン聖地への冒険」は面白い?つまらない?
「ヒックとドラゴン」シリーズの劇場版3作目で、連続で見ている人にとってはヒックの成長物語として感慨深いものがあったと思います。
最終章として綺麗にまとめてくれたと思いました。ラストも納得のできる終わり方でした。
また、ドラゴンの飛翔シーンなど映像がさらにパワーアップしているように感じました。とにかく美しいし、キャラクターの表情も良いです。
ネット上の感想でも前2作に続く完成度の高さと、完結編としてきれいにまとまっている事への満足の声が多かったです。逆にシリアスさが足りないという意見や王道のストーリーで意外性がなかったという感想も見られました。
王道のストーリーで分かりやすく、大人も子どもも楽しめるアニメ映画だと思います。
集団のドラゴンの映像は圧巻で、大画面で見るとさらに迫力が増す映画です。
「ヒックとドラゴン聖地への冒険」あらすじ・感想のまとめ
ドラゴンと人間の共存というファンタジー作品ですが、個性あふれるドラゴンたちとヒックの成長に映画の世界に引き込まれる感じになります。
シリーズ前半はヒックとトゥースの出会いとヒックの成長物語が描かれていますが、「ヒックとドラゴン聖地への冒険」では成長したヒックとトゥースの成長も描かれました。
王道のストーリーで途中でラストも予想できてしまうのですが、シリーズを通して観るとラストの決断には涙が溢れます。
1作目、2作目を見ていなくても、冒頭に1作目、2作目のあらすじが入っているので、3作目から見る方も楽しめるはずです。
映像美もストーリーも素晴らしい「ヒックとドラゴン聖地への冒険」ぜひ一度観てみてください。