スタジオジブリ作品と言えば何を思い浮かべるでしょうか。
たくさんの作品を世に送り出していますが、第1作目である「天空の城ラピュタ」は一度は見て欲しいアニメ映画のひとつです。
観客満足度は高く「一番好きな宮崎駿監督作品」などのランキングでも必ず上位に入る人気作品になっています。
登場人物たちの個性も豊かで、大人も子供も楽しめる冒険活劇だと思います。
今回は「天空の城ラピュタ」に登場する個性豊かな登場人物たちの年齢などを含めて紹介し、映画のその後の話を考察してみたいと思います。
「天空の城ラピュタ」のあらすじ紹介
「天空の城ラピュタ」は言わずと知れた宮崎駿監督による長編アニメーション映画です。
1986年に公開されたこの映画がスタジオジブリの初制作作品となります。
宮崎監督のアニメオリジナル作品です。音楽はジブリ作品でもおなじみの久石譲さんが担当しました。
謎の青い石「飛行石」を持つ少女・シータが鉱山で働く少年・パズーに助けられたところから始まる物語です。
「ある日、少女が空から降ってきた」というキャッチコピーと共に青いペンダントをつけたシータが宙に浮いているポスターが印象的でした。
雲の上に浮かぶラピュタの設定、ラピュタの「飛行石」を狙う空中海賊のドーラ一家や政府機関のムスカ大佐など個性的なキャラクターたちも魅力的な映画です。
何度も繰り返しテレビ放映されているので、知らない人の方が少ないのではないかと思います。
宮崎駿監督作品のファンの間でも評価の高い作品なので、見た事のない方はぜひ一度見て欲しいです。
「天空の城ラピュタ」登場人物の紹介
主人公のパズー、シータ、ドーラやムスカ大佐などの年齢はいくつくらいだったのでしょうか。
見ていた当時はあまり意識しませんでしたが、少し気になりますね。
主要な登場人物たちを紹介していきたいと思います。
パズー
スラッグ渓谷の鉱山で働く見習い機械工です。年齢は10代前半という設定で、初期設定では13歳でした。
ラピュタを一度目にしたことがあるという亡き父の話から、ラピュタに行くことを夢見ています。
シータを助けた事から、ラピュタを巡る冒険の旅へ出る事になりました。
明るく前向きなキャラクターで思わず応援したくなる男の子ですよね。田中真弓さんの声もピッタリでした。
シータ(リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ)
北方ゴンドアの谷に住むラピュタの飛行石のペンダントを持つ少女です。こちらも年齢は10代前半という設定です。初期設定では12歳でした。
飛行船でムスカの特務機関に拉致されたところ、ドーラ一家に襲撃を受け、飛行船から落ちてしまいます。
飛行石の力とパズーに助けられ、二人で追手から逃げる事になります。
実はラピュタに君臨した王族の末裔です。か弱そうに見えて芯のあるしっかりした女の子だと思います。
ドーラ
空中海賊「ドーラ一家」の女丈夫な首領です。
豪快で面倒見が良い50代の女性です。3人の子供たちや子分たちと一緒に飛行船・タイガーモス号で海賊稼業をやっていました。
最初は「飛行石」を狙っていたドーラですが、シータを救おうと奮闘するパズーを助けていくことになります。
宮崎監督も思入れの強いキャラクターと言っているだけあり、とても魅力的なキャラクターです。
シャルル
ドーラの長男で30歳の筋骨隆々な大男です。プティングが好物というかわらしい面も持っています。
ルイ
ドーラの次男でちょびヒゲの25歳です。シータの大ファンになっていました。
アンリ
ドーラの三男で20歳です。タイガーモス号の操縦士を担当しています。
ムスカ大佐(ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ)
政府の特務機関に所属する大佐です。サングラスをかけた冷たい印象の男性で、気になる年齢は28歳もしくは32歳とふたつの説があります。
実はラピュタ王族の分家の末裔でした。ラピュタの王として君臨する野望を持っており、シータの飛行石を狙っています。
多くの名言を残し、悪役ながら「天空の城ラピュタ」屈指の人気キャラクターであるという印象です。
「天空の城ラピュタ」その後の話を原作から考察
「天空の城ラピュタ」は宮崎駿監督のオリジナルアニメですが、実は小説版が存在しています。
亀岡修さんによる「天空の城ラピュタ 前編・後編」で徳間書店アニメージュ文庫より1986年に発行されました。
イラスト担当は宮崎駿さんです。
この小説版では、映画で描かれなかったエピソードや、映画の半年後を描くエピローグが描かれています。
小説版では、その後パズーはスラッグ渓谷へ帰り、シータはゴンドアの谷に帰っています。
つまり2人は別々に暮らしているのですが、手紙をやりとりすることで交流を続けていました。
手紙の中に「オーニソプターが完成したらゴンドアまで飛んでいく」という事が書かれているので、パズーとシータが出会う日は近いのだなと感じ取れます。
「スタジオジブリ作品関連資料集<1>」では、パズーが自作鳥型飛行機・オーニソプターでシータのもとへやって来る姿を見る事ができますよ。
その後のふたりがどうなったのかはっきりとは分かりませんが、穏やかに良好な関係を続けているのだと分かります。
あとは見る人の想像に任せるという事なのだと思いました。
「天空の城ラピュタ」登場人物の年齢とその後の話を原作から考察のまとめ
1986年に公開された「天空の城ラピュタ」は数あるジブリ作品の中でも評価が高く、根強い人気を誇っています。
何度もテレビ放映されていることからも人気の高さはうかがえますよね。
その魅力はラピュタの設定も冒険のワクワクもありますが、個性豊かなキャラクターたちの魅力もあると思います。
大人も子供も楽しめる何度も見たくなるアニメ映画ではないでしょうか。
パズーとシータの未来にも思いをはせながら、ぜひ「天空の城ラピュタ」を見てみてください。
各キャラクターの年齢を頭に入れながら見ると、また違った発見があるかもしれません。
私ももう一度見直したくなってきました。