鈴鹿で潮干狩りをすると、たくさん採れる「バカガイ(アオヤギ)は砂抜きが面倒!」と思っていませんか。裏技できれいに砂抜きをすると、とっても美味しくたべられるので捨てて帰るのはもったいないです!
アサリやハマグリより身も大きく食べ応えも味も満点。
うちでは毎年シーズンになるとたくさん食べているので、自宅でやっている一番簡単な砂抜き方法をご紹介します。
バカガイとはどんな貝?
潮干狩りでよく採れるけど、あまり持ち帰られることがないバカガイは、ハマグリとよく似た貝です。
「大きなハマグリがとれた!」と思ったらバカガイだったなんてことはよくある話。
でもバカガイは、身が大きくぷりぷりしていてとっても美味しいんです。
アサリやハマグリより食べ応えがあって、味もしっかりしているので、うちでは争奪戦ですぐになくなってしまいます。
でも世間では「砂抜きが面倒だから採ってもあまりうれしくない!」という評判であふれているので残念です。
少しでも美味しく食べられるように砂抜きの方法をご紹介します。
バカガイの砂抜き方法
一般的な砂抜きの方法は、砂抜きせずに(あきらめて?)採ったらすぐにゆでて洗う!というもの。
なぜならバカガイは弱りやすく、塩水に付けておいても空気がないと生きられないからです。
ゆでて砂出しの方法は何回も洗うので手間もかかるし、身の美味しさも洗い流してしまっています。
さらに1個ずつ砂をかき出す作業もあるので、相当な手間と労力がいりますね。
通常の砂抜き方法
・とってきたバカガイを海水か塩水で殻をすり合わせるように洗う
・沸騰させた塩水に入れて半分口が開くまでゆでる
・身をはずし、ざるに入れて水の中で回しながら砂を出す
・2~3回くらい砂が底に出なくなるまで繰り返す
・それでも砂が残っていたら一個ずつ中身を開いて砂を出す
・大きなものは砂の入りやすいワタを取り除く
以上が通常バカガイを食べる前にする砂抜き工程です。
何回も洗うのは大変なので、実際にうちの家族がしている方法をご紹介します。
より美味しくなる!砂抜きの裏技を紹介!
バカガイは水の中の空気がないと生きられない貝です。
逆に言うと、空気さえあると持ち帰っても生きていられます。
砂抜きするには、採った場所の海水を使う方がよく砂を吐くので、潮干狩りに行ったら多めの海水を持ち帰りましょう。
それでは砂抜きの工程です。
・バカガイをとってきたらまずはきれいに殻を洗います。
・底の広い入れ物に海水と貝を入れ水槽用のエアーポンプで空気を送ります。
・冷暗所で一晩おいておくと砂抜きの完成です。
1日経ったら海水を交換しましょう。この方法で空気を送り続けると私の家では3日くらいは海水の中で生きています。
そしてゆでずに砂が抜けるので、調理した後の身は本当にやわらかくて美味しくなりますよ。
ちなみにエアーポンプはホームセンターなどで観賞魚用のものでじゅうぶん。
安いものだと1000円前後で買えるので、毎年バカガイを食べるなら買いそろえても元は取れます。
裏技で砂抜きしたバカガイは食べ方いろいろ!
裏技で砂抜きしたバカガイは、フライパンで蒸すだけでとっても美味しくいただけます。
生の状態からすぐに食べるので、身もプリプリで本当に美味しい!
半分ゆでてから殻を取りのぞき、バターソテーにしてもいいですよ。
少しのしょうゆでおいしさが引き立ちます。
アサリやハマグリのようにお吸い物にしても。
一番おすすめの食べ方はバーベキューで焼くことです。これが今まで食べた中で一番おいしいと思いました!
バカガイは生きたまま砂抜きすると、とっても大きくて贅沢に食べられるので、一度チャレンジしてみてくださいね。