話題のアニメ「波よ聞いてくれ」が2020年4月よりMBS、TBS、BS-TBS「アニメイズム」枠ほかで放送が開始されました。
原作は「無限の住人」の沙村広明さんの最新作「波よ聞いてくれ」で、講談社「アフタヌーン」で好評連載中の作品です。
アニメ制作が「機動戦士ガンダム」や「ラブライブ!」を手がけるサンライズというのも期待されています。
今回はアニメ「波よ聞いてくれ」について、あらすじや感想をまとめてみたいと思います。
「波よ聞いてくれ」のあらすじは?
北海道札幌市を舞台に、札幌市のスープカレー屋「VOYAGER」で働く主人公の鼓田ミナレがラジオパーソナリティとなり、奮闘していく姿を描くストーリーです。
酒場で偶然知り合った麻藤兼嗣に愚痴ったミレイの失恋話がなぜかラジオで流れ、ラジオ局に駆け付けたミナレはラジオ局のディレクターである麻藤が密録してラジオで流したことを知ります。
ミナレに話し手の才能を感じた麻藤は、ミナレにラジオ番組の深夜枠で冠番組を持たせます。
番組名は「波よ聞いてくれ」。
ファンを獲得しながら、ラジオ番組作りに奮闘していくミナレとラジオ局の面々、さらに元カレや「VOYAGER」の従業員たちの様子も描かれていきます。
作者の代表作である「無限の住人」とは全く違う作風の作品ですね。
アニメ「波よ聞いてくれ」は面白い?
とにかく主人公ミナレ役の杉山里穂さんがすごいです。
ラジオパーソナリティのお話で、しかも偶然居合わせたラジオ局のディレクターが「話し手の才能」を感じるという役どころなので、声優さんの力量が問われるところかと思います。
ラジオを題材にする漫画なので、こうして実際の声やトークを聴くことができるのもアニメ化の醍醐味ですね。
ネット上でも、ミナレのマシンガントークを絶賛する声や、ラジオ現場の裏側が見られて面白いという意見が多くみられました。
絵柄もストーリーもどちらかというと大人向けのアニメ作品といった感じはありますが、ミナレのトークやこのアニメのノリにハマったら抜け出せなくなりそうな、そんなアニメ作品で面白いと思います。
アニメ「波よ聞いてくれ」はつまらない?
これは多くの人が感じたと思いますが、アニメ「波よ聞いてくれ」第1話の出だしで少し戸惑ってしまいました。
原作を知る人は良いのですが、初見の方には入り込みにくいスタートだったように思います。
ネット上でも、第1話でこの世界に入り込めなかったといった感想を見かけました。
ただ、このアニメは第2話、第3話と見続けていくことでハマっていく方も多いように感じます。
また、設定がかなり現実的かつコメディ寄りの作品なので、「無限の住人」のイメージが強い人には物足りなさもあったのではないかと思いました。
原作漫画のファンにとっては、アニメ化された際に話の順番が変わっていた事や見たかったシーンがカットされていた事に対する不満があったようです。
つまらないという感想よりは、アニメ「波よ聞いてくれ」の世界に入り込めなかったという感想が多いように感じました。
アニメ「波よ聞いてくれ」感想のまとめ
アニメ「波よ聞いてくれ」の感想をネタバレ含めてまとめてみました。
ネット上の感想を見ていても好き嫌いが分かれる作品だとは思いますが、見始めるとハマってしまう作品だと感じました。
主人公のミナレはじめ、現実にいそうでいないような個性的なキャラクターが出てきて、それぞれ自分の世界で奮闘するけれども、すべてがうまくいくわけではない大人のほろ苦い青春ドラマという感じです。
テレビドラマのような雰囲気もありますが、やはりアニメでしか見られないパワーもある作品です。
面白い、つまらないといった感想は色々ありますが、ミナレ役の杉山里穂さんの饒舌トークを一度は聞いてみて欲しいと思います。
「波よ聞いてくれ」は、原作漫画もまだまだ連載中で面白い作品なので、これからの展開を楽しみに見ていきたいです。